デザイナーココだけのおはなし。 >  第四弾「ミニモ」

デザイナーココだけのおはなし。

普段は聞けないデザイナーの思いやこだわりが詰まった商品開発の裏側をお届け。
第4弾はライフスタイルに寄り添い、試行錯誤を重ねたミニ財布「ミニモ」を深堀りします。



ミニ財布製作のきっかけ

製作を始めた6年前
スマートフォンが日常生活の必需品となり、
支払い方法や交通機関の乗車などでもスマホが使われ、
ライフスタイルが大きく変化する流れを感じました。

また、丁度その頃リュックが新たな通勤スタイルとして定着してきたこともあり、
いちいちリュックから財布を出さなくてもすむように、
ポケットサイズの財布があると便利かも!
と考えたことが「ミニ財布」製作のきっかけでした。

改めて必要最低限な物とはなんだろうと考えた時、
年齢や性別はもちろん、住んでる場所や家族構成によっても大きく異なってくる事に気付き、
ミニ財布のバリエーションを広げることを決めました。

試行錯誤しながら進めた「ミニモ」が、様々なライフスタイルに寄り添うようになっていたら嬉しいです。



小さいけれど簡略化しない!つくりのこだわり

ミニ財布の場合、裏地を付けなかったり作りを簡略化する事も多いのですが、このシリーズは通常の財布の工程をしっかり踏んで、
ミニサイズにしているところが最大の特徴です。

その分小さなパーツが非常に多くなってきますが、裏地や革の補正もしっかりつけて、耐久性のあるお財布になっています。



革への思い

革はイタリア牛革のベリーという部位を使用しています。

ベリーは脇腹部分の革で、革自体のサイズも小さく、やわらかい繊維になっています。

革サイズが小さい為、使用が限られる材料でしたが、このシリーズだとその革の特性を活かして表現できることに気づき、採用することにしました。

他のアイテムでは使いにくい革を使用することで、SDGsにも配慮しています。
Dakotaでは質の良い革を使用し、長く使えるモノ作りをめざしています。

ポケットに収納して触れる機会も多いミニ財布、エイジングがしっかり楽しめるベジタブルタンニン鞣しのイタリア製牛革を使うことに決めました。



デザイナーの
イチオシアイテム

『ミニ財布』商品番号:0627611

お札と小銭、カードが少しずつ収納できて、このお財布だけで出かけられる形になっています。

まとめてカードを収納するポケットは、わざと底を縫っていない仕様に。そうすることで、収納部分が深くなり、カードがスッポリ収まり、一回りおおきくなってしまうサイズを抑えています。

最初はそれが職人さんにうまく伝わらず、通常通り縫われてしまうこともありました。
収納力と大きさのバランスを取る為、図面を書き換えながら、
職人さんに何度も作り変えて頂きながら、使いやすい形に収まりました。

数年販売してきて、お客様の嬉しいお声だったり、社員からも人気がある形。
自信をもっておすすめできる形になっています。



試行錯誤を重ね、様々なライフスタイルに寄り添うように製作されたミニ財布シリーズ「ミニモ」。
コンパクトながらも、細部にいたるまでのこだわりと、エイジングを楽しめるイタリアンレザーを堪能できる人気シリーズです。
ぜひ、商品ページもチェックしてみてください。

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